前へ
次へ

喪服・礼服・ブラックフォーマルの違いについて

混同されがちな喪服・礼服・ブラックフォーマルには明確な違いが存在します。
まず「喪服」とは葬儀に出席する時に着用するもので、男性の場合は黒いスーツ、女性の場合は黒いスーツもしくは黒い着物になります。
尚「喪服用の形」というものが存在し、男性用スーツの場合は「柄が入っていないシングルタイプで、光沢の無い生地が使用されていること」が条件となります。
女性用スーツの場合は丈の短いジャケットに半袖のワンピースを組み合わせた形が最も一般的です。
また着物を着用する場合は家紋入りの真っ黒なものであることが求められます。
尚着物を喪服として用いるのは女性のみで、男性の場合は着物を着用することはありません。
次に「礼服」ですが、こちらには「敬意を表す為に着用する」という意味が込められており、主に冠婚葬祭の際に着用します。
色は黒に限らず、生地についても光沢あるものが使用されていても構いません。
最後の「ブラックフォーマル」は黒いスーツ全般を指す総称で、弔事用と慶事用の2種類に分かれています。
デザイン・生地の質・光沢の有無に違いを持たせているので、例えば弔事用のブラックフォーマルを慶事である結婚式に着用するようなことはとても失礼な行為にあたります。
使い分けはきちんと行うべきです。

Page Top